曹洞宗 木田山 寶積寺

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寶積寺について

寶積寺の歴史

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寶積寺は、木田山歓喜院と号し、かすみがうら市中志筑の雲集寺の末寺です。
曹洞宗に改宗する以前は天台宗の密教系寺院でありましたが、約400年前、菅谷政貞が曹洞宗雲集寺から像天守香禅師を迎え、中興開山され曹洞宗に改宗されました。
嘉元四年(1306)小田五代城主宗知によって、神立との境、現在の木田余東台五丁目(調整池あたり)、以前の字宝積の地に建立されたと伝えられています。

その後、天正六年(1578)木田余城が佐竹氏によって滅ぼされ落城し、木田余城跡の煙滅を防ぐため、土浦城主朽木氏は、寶積寺をその城跡(旧木田余2区常磐線南側)に移転し再興しました。
しかし、明治二十八年(1895)常磐線が開通し境内地が分断され、明治三十六年(1903)汽車の石炭が飛火し本堂や全ての建物が全焼し、現在の地に移転しました。
その後、八十年が経過し、昭和五十七年に移転以来なかった本堂を建立し、平成十二年には客殿庫裡まで新築され、現在では、客殿を利用して葬儀等も行われています。
近年では境内地を拡張し山門の建設、そして駐車場の整備までなされました。

歴代住職

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開山 像天守香大和尚
二世 直山存節大和尚
三世 逆州大順大和尚
四世 中興一耀寒咄大和尚
五世 養山寛長大和尚
六世 天長恵通大和尚
七世 天清真隆大和尚
八世 大隆宣賢大和尚
九世 最樹法林大和尚
十世 仙隆巨嶽大和尚
十一世 大徹泰道大和尚
十二世 月橋大店大和尚
十三世 玉室賢光大和尚
十四世 大安文道大和尚
十五世 祖山俊道大和尚
十六世 重興大学俊雄大和尚
十七世 大寛孝之大和尚

イメージ銅製柄鏡

イメージ貝多羅葉写経一冊

寶積寺の本尊は、釈迦如来であり、寺宝には、室町時代末期の石造灯篭と、木造地蔵菩薩、江戸時代の銅製柄鏡、梵字で経文を書き込んだ貝多羅葉写経などがあります。
また、土地改良を目的とした、耕地整理を完成させた天谷要平氏の功績をたたえ、当時の県知事力石雄一郎の「伝芳」の纂額、頌徳碑が境内に建てられている。
寶積寺に伝わる数々の寺宝は、市文化財指定になっており、木田余城落城にまつわる裏話にも出てくる由緒ある寺です。

寺宝の中でも、貝多羅葉写経一冊は、大変貴重なものです。
貝多羅葉の写経は、古代インドやビルマなどで産するシュロ科のターラ樹を乾燥して、これを50センチ×50センチくらいに切ったものに、鉄筆を用いサンスクリット文字で経文を書いたものです。
寶積寺十五世・俊道和尚の弟である文雄は15歳の時、青雲の志を抱き無断で家を飛び出して、日本郵船カルカッタ航路のコック見習い乗員として働いていました。
船がビルマのラングーン(現在のミャンマーの首都ヤンゴン)に着いたとき、停泊時間を利用して、金色に輝くシューダゴンパコダを見物しているうち船は出港してしまい取り残されてしまった。
途方にくれた文雄は、パコダ近くの神農院という病院の日本人院長に助けられて、そこで働くことになりました。
寶積寺では、日本郵船から「行方不明になった」との知らせを受けていたので、灼熱の国で熱病にでも患って死んでしまったのではないかとあきらめていました。
一方、文雄の働く神農院は、繁昌していたが、院長が一身上の都合で、日本へ帰ることになったため、文雄は病院の権利を譲られ、その後の努力により経営は順調に伸びていった。
病院の経営も安定した頃、初めて、生まれ故郷にこれまでの音信不通を謝し、いきさつと近況をしたためた手紙を送りました。

イメージ釈迦如来像(本尊)

寶積寺では、死んだと思っていた文雄から手紙が届き、しかも、大きな病院を経営していると知って大騒ぎとなりました。
そして昭和十三年、文雄は新婚旅行を兼ねて二十余年ぶりに帰国し、生まれ故郷に錦を飾りました。
その際、実家の寶積寺へのお土産として持ち帰ったのが、ラングーンの本山シューダゴンパコダ(金の塔)に安置されていた古代の釈迦牟尼如来(65センチ座像)と、貝多羅葉経典その他でした。
貝多羅葉経典もさることながら、釈迦像も大変貴重な宝物でした。
釈迦像は、パコダに安置されていたため、買い取るのは難しく、他の寺院で新しい仏像を買い、さらに巨額のお金を添えて手に入れたのです。
文雄は自身が寶積寺を勝手に飛び出してしまったことを謝する気持ちで、以前の火事で本尊を消失した寶積寺に釈迦如来像を持ち帰ったのかもしれません。
この釈迦如来像は現在も寶積寺の本尊として本堂に鎮座しています。

  • イメージ参道
  • イメージ寺門
  • イメージ山門
  • イメージ本堂外観
  • イメージ本堂と庫裡・客殿
  • イメージ客殿〜本堂
  • イメージ本堂1
  • イメージ本堂2